■ごあいさつ

はじめまして。お坊さん直営の出張葬儀・法要・葬儀仲介窓口サービス『みんなのお坊さん 智運庵』庵主の松木運悦と申します。このたびはわざわざ当庵HPへお越し下さりありがとうございます。

『みんなのお坊さん 智運庵』とは、菩提寺を持たない方のために『お坊さん自身が直営し、駆けつける「お坊さんの出張法要の窓口」サービス』を中心に、『お坊さん直営の「葬儀仲介の窓口」サービス』で、「適正価格で優良葬儀社さまと相互提携し、お葬式相互で紹介し合う仲介窓口」を行うことで、近年多く見られる利益と簡略化が追求され、今は失われつつある「心ある供養のお葬式」本来の姿を取り戻しつつ、適正な費用で行うことで依頼者さまへも最大のサービスとコスト削減を提供できるよう、依頼者さまと葬儀社さまとの架け橋たる存在を目指し、2023年4月(令和5年)に開業いたしました。

本来お寺は檀家制度または信徒あって維持・存続してまいりましたが、令和を迎えた昨今では日々急速に進む核家族化社会で分家独立が増えつつあり、お檀家さまとお寺との関係がとりわけ希薄になってきているように感じます。さらにその中には初めてお葬式を迎える方のなかには戸惑う(諸事情あるいは経済的な部分も含めて)方も多いかと感じております。「葬儀はしたいが檀家にはなりたくない」「介護等の出費がかかっていたので葬儀費用はなるべく抑えたい」「菩提寺が遠方なので近くの霊園にお墓を自宅近くの霊園に改葬したい…」といった、社会情勢の変革を受けて葬儀・法要おけるニーズもかなり変容しており、これまで一般的であったお式自体の流れもとりわけコロナ禍を受けてからは簡潔化・省略化が定着しつつあるように感じます。

前述のように核家族化および都市部へ人口が集中化し、とりわけ近所付き合いの希薄化、そしてIT技術の進歩も目覚ましく、インターネットが主流となった現代ではお葬儀の依頼もウェブを介して「家族葬」はじめ、最近では「樹木葬」や「海洋葬」といった新しいスタイルの葬儀が登場、普及してきております。
これまでの葬儀への認識が、古来からの地域近をあげて大々的に行う「心からの供養」から家族身内単位の家族葬や、僧侶すらも省いた火葬式だけといった非常に簡略化された姿も求められるようになり、言ってみれば小規模な「とりあえずの供養」という義務的な儀式が求められている状況であることは否めないものとなっております。

このような世の状況のなか、私個人も直接および僧侶派遣会社からのご依頼、また近隣葬儀社様のご紹介を受けて出張法要の活動をしてまいりましたが思った以上に反響が多く、ご依頼者様の施行後に知人様への紹介というかたちでご依頼を受けたりすることもよくあり、とりわけ菩提寺をお持ちでない方にとっては需要があるように感じておりました。

利益追求からの脱却。お坊さんが直営で依頼・相談の受付と施行、そして適正価格で葬儀社と連携していく。

こういった社会情勢の変革から葬儀ニーズへの意識も変わり、ここにビジネスチャンスを見出してきたのが大手有名企業や僧侶派遣会社でしょうか。2000年代の終わり頃から2010年代初頭にかけて葬儀仲介(ポータル)業として宣伝・広告に莫大な資金をかけて葬儀業界に新規参入してきました。

これまで、葬儀依頼の流れは『依頼者→お寺→葬儀社』または『依頼者→葬儀社→お寺』という流れで成り立っておりました。しかし一方で、先に述べたように仲介(紹介)業者の大々的な宣伝により一般大衆にイメージが認知され、『依頼者⇒葬儀仲介会社⇒葬儀社および僧侶』というように葬儀仲介業者が入ってきたことでお葬式や法要にかかる費用を『透明化』し、お車代やお膳料といった不透明な追加費用を排除し、明確な金額がわかるようになりました。

しかしながら、テレビCMやインターネット広告などで目にするような葬儀仲介会社の仕組みは、全国からWEBや電話でお葬式やお坊さんの紹介をする仲介業が主体です。彼らが直接お葬式を施行する事はほぼなく、各仲介業者に提携・登録している葬儀社様や提携寺院からの紹介手数料で成り立っているのです。
そしてその手数料が高額と思われる為、サービスの質の低下に繋がる恐れがあるのです。

本来『お布施』とは、「故人がより上品(じょうぼん:9つある仏の世界の中で、より上の世界に導かれるようにと、故人の今生最期の功徳(くどく)のために仏様(お寺)に施すための浄財であり、僧侶個人に対する報酬ではありません。その中から高額な「手数料」を取るというのはいささか仏理に反することであります。
※そのため税務上、宗教法人活動における非営利的喜捨金として「非課税」が認められています。

こういった「利益の追求」が葬儀の姿勢には、もはや僧侶として見過ごせないものとなってしまっています。

衆生済度精神で、菩提寺のない方へも必要とされる存在になりたい

本来、大日如来は生きとし生ける衆生をあらゆる時代、あらゆる場所に、太陽の光(日輪)届くよう姿形を変えて現れて智慧の光をもって教えを説き救済(衆生済度)するといわれます。
また、弘法大師空海は、大日如来は衆生が仏心に目覚め、仏のような心で、仏のように悟り、仏のように行動することで、この身このままで、仏が実現できる「即身成仏」を説いておられ、誰しもが現実世界のこの身のままですぐに仏になれるとしております。

そこで当庵では「令和」の時代に則した新しい寺院も必要と考え、庵主自身も真言宗の寺の子として僧籍を取得してからは並行して檀務に当たっておりますが、現代の法務ニーズ分析のため大手僧侶派遣会社と提携し法務の受託をお受けしつつ派遣法務にもあたってきました。これらの経験・知識を活かし、まだ菩提寺がなく急なお葬儀あるいは今後のお葬儀でお悩みの方が安心して大切な故人様を見送っていただけるよう、お葬式のあり方を見つめ直し、なおかつ健全性を取り戻しつつ、智運庵を必要とされる皆様のお力になれれば幸いに存じます。

分かりづらい費用を安く、明確に。お坊さんが終始一貫の案内で安心・丁寧、そして安く。納得のお式を。

依頼者様にご不安をかけぬよう、受付から修法に至る「はじめから終わりまで」をお坊さんが全て丁寧に対応します。
そして葬儀社さまへの手配がお済みでなく直接当庵へご連絡・ご相談頂いた方へは当庵提携の優良葬儀社さまへご紹介させていただくことで、葬儀仲介会社のような高額な中間マージンを排除でき、当庵の徹底的に抑えた総額費用(お布施)で依頼者様の経済的な費用の削減と葬儀法要の適正運営を実現します。

依頼者様にとっては故人様の旅立ちをより華やかに見送っていただくための式場費用として、あるいはオプション費用として予算を回していただけたり、支出を極力抑えるといったことが可能です。
また、葬儀社様と当庵の双方における「紹介料」として自施行額から10%(1割)とすることで、負担なく価格通りの収益とサービスが可能となり、少しでも追加収入としてとして活用できるものと思っております。

ご依頼いただきました法務ならびに葬儀には厳粛に勤修させていただき、さらにご希望があればお葬儀以降の年回忌法要、納骨法要、位牌等の開眼法要にも対応しております。

智運庵での施行は、一度ごとの施行で事前にかかる費用には一切額を明示してのお付き合いとし、檀家勧誘含む宗教的勧誘やその他の追加費用の請求といったことは一切行いませんのでご安心してご依頼ください。

受付・相談・お勤めもすべて僧籍(資格)ある僧侶が行っておりますので合わせてご安心ください。

また心に寄り添った丁寧な「事前相談」も無料で致しております。

現在はまだ小さな庵ではございますが、「安心・親切・丁寧・納得」したお葬儀をご提供し必要とされる存在となれるよう精進していく所存でございます。

ぜひお気軽に、ご遠慮無くご相談下さい。皆様のお力に成れれば幸甚です。

合掌

プロフィール

昭和60年 宮城県生まれ
平成17年 得度(出家)
平成19年 伝法灌頂(僧籍取得)し、真言宗の僧侶となる
平成21年 真言宗寺院に約10年間勤務
令和5年〜 『みんなのお坊さん』 智運庵を創庵

 

事業理念

仏の世界に入っていない会社がお坊さんを使っている現状を
改善できないかと現役の僧侶が運営しております。
またお寺と疎遠になってしまった方や、縁がない方にも公平
に仏事を提供でき、かつ明瞭会計で安心できる価格設定にし
ております。
必要とされる皆様方の心の拠り所となれれば幸いです。